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にわか哲学者
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作成日時 : 2009/11/23 04:14
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「福徳一語一会」 と言う本がある。
●咲いた花みて喜ぶならば、咲かせた根もとの恩を知れ
●ローソクは身を減らして、人を照らす
●その一言で励まされ、その一言で夢を持ち、
その一言でがっかりし、その一言で泣かされる。
ほんの僅かな一言が、不思議な大きな力持ち。
このような詩が並んでいる。
テレビの「詩」の発表番組で
●咲いた花みて喜ぶならば、咲かせた根もとの恩を知れ
が紹介された。
会場から 「ほぅ〜」 と、うなるような反応。
-------------------------------------------
目に見える事象がすべてではなく、
見えない部分もあって花咲くものである。
-------------------------------------------
と言うことを詩に託しているのであろう。
テレビを見ている娘も感激している。
僕は、こういう詩で感心はするものの感激はしない。
娘に言った。
「おまえが、なんで感激するの?
おまえが、そう感じた訳じゃないのに。
このような「詩」はね、その場面にいて、そう感じた人が、
自分でそう思い、詩につづるんだ。」
「だって、根っこなんて見えないし花はきれいだと思うじゃない。」
「それでいいんだよ。
花がきれいだと感じている時になんで根っこのことを考える?
それは、爺さんの考えることなんだから。」
「おとうさんは感じないの?」
「ああ、花は風雨にさらされて、なんと根っこの暖かきことよ。」
「・・・おとうさんって、頭の回転いいんだね。」
「いやいや、詩なんていうものは、感性だからね苦労していない人ほど書ける。
そこから伝わるものに感激する人はその場だけさ。
実生活に活かす事も出来ないし
物事の隠された真実も見つけることが出来ない。
おまえも、気をつけるんだよ。
もの事は考えようでいくらでも変化するものだ、
人が感心したり喜んでいる時にこそ、
そこに真実があるかどうかよく考えなくてはいけないよ。」
「どういうこと?」
「他人が書いたもので感心したきりじゃ駄目だってこと、
一本の木、葉があり枝があり幹がある。
それを支える根っこはみえないんだなぁ。
と思い、詩にした人は、その一本の木を通して物事を見ている。
その人は素晴らしい。
だから、その人のなりにおまえがならないといけない。
おまえもその詩人になれる位、
自分の手で目で日本を世界を地球を感じなければいけないよ。」
「木みたって考えつかないよ、どうすればいいのよ。」
「・・・・(しばらく無言)
息を吸うときに吐いてから吸うとか、そんなことから始めるようかな。」
「なによ、それぇ〜。」
にわか哲学者は、残念ながらその解決方法までは思い浮かばないのであった。
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